クリスマスにベツレヘム
さて、ブログ始めちゃったわけですが、
自己紹介とか書く前にこの記事を書きたかったから書きます!
なぜなら。。。
クリスマスにベツレヘムにいってきちゃったから!どーん!(ONE PIECE風に、ちゃーらんちゃん、ちゃっちゃららん)
今回、なぜベツレヘムに行こうと思ったのかを3つのポイントでまとめると。
1)クリスマスにベツレヘムにいってきちゃったって言ってみたかったから(真顔)
2)初めてクリスマスに学校が休みだったから (涙)
3)クリスマスの雰囲気が無さ過ぎて、栄養失調になりかけてたから (飢)
1)はこのブログでかけたのでもう十分満足です。
男ってそんなもんですよね〜
かっこよかったり、いってみたいだけなんすよ。
もう僕は「クリスマスにベツレヘムに行った男」です。
うん、満足。
2)は本当に今行ってる大学が休み少なすぎて、
過去3年間全てクリスマスに授業があるという悲劇
(2年前なんか中間テスト期間やったし。。。)
友達が「うぇ〜い、冬休みぃ!」とか言っている間,
僕は中間テストと向き合ってたわけですよ!
しかし、今回は「クリスムカ!」
*どこかの大佐ではありません。
ユダヤ教の祭典「ハヌカ」が「クリスマス」とかぶったんですよ!
つまり休みぃいい!
うちの学校はユダヤ教中心の学校なので、ユダヤ教の祭りは休みになるんですよ〜
このお祭りはユダヤ人の神殿を外国人から取り戻したことを記念する祭りで、
ジャムやチョコが入ったドーナツ(スフガニアという)を食べたり
ハヌキヤという燭台に火を灯して祝います。
よって光の祭典ともいわれ、プレゼントを交換したり、子供たちにとっては嬉しいお祭りです。
話がそれちゃいましたが、とにかく休み
3)クリスマスの雰囲気への飢え渇き
これはもー、信じられないレベルの飢餓感がありまして。。。
聖地イスラエルではクリスマス超祝うんでしょう!とか思われるかもしれませんが、
現実はダイエットに失敗したbefore and afterを見るような感じで、
クリスマスには飾り付けもないし、歌もないし、いつもとなんの代わり映えもない(涙)
クリスマスはやっぱり西洋の文化なんだな〜と思わされますね〜
実際にキリストが生まれた時ではないでしょうし
(イスラエルでこの時期は雨季で、寒い。こんな時に飼い葉桶で寝たら絶対に風邪引く。。。実際この日も寒かったし雨も降ってた)、
いろんな変な文化が混ざっちゃってるから、別にこの日にお祝いしないでもいいんですが。
ただ、アメリカやノルウェーでのクリスマスの雰囲気を知っている僕に、
この欠如はかなりきついです。
あたたか〜い暖炉の前に、みんながパジャマ姿で、ココアを飲む。
クリスマスツリーの前にはプレゼントが並べられていて、家族の団欒の時間。
モールではクリスマスソングが流れて、町中がクリスマスを祝っている感じ!
あの感じがぁああ!
家族もこっちにいないので、
去年までは勉強中にクリスマスソングのBGMをガンガンにつけておりました。
しかし、ベツレヘムなら、クリスマスっぽいものがあるはず!
行こう!いざ、ベツレヘムに!
もう僕の心は東方の博士が初めて星を見かけた時のように高鳴ったのでした。
東方の日本からベツレヘムに、クリスマスの雰囲気を求めに(あれ?ちょいずれてる?)!
て、前置きがまず長すぎました。
僕のクリスマスへの愛ということで。
一年下の中国人の友達と早朝に自分のいる町ハイファからまずエルサレムに。
バスの中で不審なかばんが置いてあったので、
一回バスから降ろされるハプニングスタート。雲行きがあやしい。
こーゆーこと、結構イスラエルではあったりします。
一昔前までバスへのテロが頻繁にあったことから、
不審物があれば、それが忘れものであろうがバスから降ろされます。
今は情勢がよくなり、ほとんど爆発テロの話は聞きません。
僕自身この日初めてそれを経験しましたが、
特に動揺もなく、念には念をという感じでした〜
エルサレムにすこし遅れてつくと、
旧市街のダマスコ門というところの前にアラブバス停があるのでそこからベツレヘムに。
基本的に西岸地区に行きたい時は僕はここから行っています。
西岸地区とはパレスチナ自治政府が部分的に統治しているイスラエルの東側のことで(ヨルダンから見て西なので西岸地区)、
アラブ人がその人口のほとんどをしめます。
彼らはイスラエル建国以前にイスラエルの土地に住んでいたアラブ人で、
多くの人がイスラエルに対する怒りを抱えています。
ひと昔まえに起こったインティファーダと呼ばれる運動では、
アラブ人の怒りが爆発し、テロ攻撃が多発しました。
それの対策の一つとして「壁」が建てられました。
ベルリンの壁を思い起こさせる、人と人を分ける壁だと指摘されます。
ここ、ベツレヘムはちょうどその壁の境界線にあり、壁に様々な自由への抗議文や絵が描かれています。
ベツレヘムにて
風船で壁の向こうに行こうとする少女と抗議文
多くの人がこの壁を非難するのは
人権侵害の一番わかりやすいような壁だから。
アラブ人の怒りに油を注ぐようなもので、なんの解決にもなっていないから。
弱い者いじめの象徴だといわれます。
しかし弱いものがいつも正しいとは限りません。
かわいそうに思えるのは「情」というもので、客観性とはなんの関係もありません。
分離壁、正解ではないでしょう。
でも、このおかげでテロは80%減少しました。
少なくない命が助けられているのも確かなことです。
アラブ人とユダヤ人の和解、それをなせるのはまさに神さまでしかできないように思います。
うーんんん、どうしても話が逸れてしまいます。
ブログって難しぃ。。
気を取り直して、クリスマス!
マサのクリスマス雰囲気探しは始まったのでした(やっと)。
ベツレヘムにつき、タクシーの勧誘を断り、いざクリスマス!
う、うん?
お、おう。。。
まままま、確かに天使だねぇ。。
なんか、いや、でもなんかタリンのよ。。
たしかになんか、ちょっとライトっぽいのあるんやけど、なんかちゃうねん。。。
てか、人少ないし。
Where is 雰囲気!!?
まぁ〜落ち着け、ベツレヘムも広いさ。
あ、ほら、ツリーだってちゃんとあるじゃない。
ほら〜あったあった^^
え、逆さだって?
いや、そりゃツリーだっていろんなツリーがあるわ〜
一人一人が違うように、同じツリーなんて一個もないぜ(only one~ ♪)
あ、こんなデコレーションのツリーだって〜
素敵な車だね〜こんな、ツリーも〜
あるかぁっ!
てか、どうやってそうなったんや!
ふぅふぅ、落ち着け、落ち着け。
うむ!?
あれはもしかして!!
おおーーー!!ツリーダァ!!NO1だぁああ!でかいぃぃぃ!
今回博士たちがイェス様に出会った感動に似たものを覚えたのではないだろうか。。。
というのは大げさで、確かにこのツリーでかかったものの、
これだけで町全体の雰囲気がクリスマス色に染まることもなかった。
実は昨日のイブの夜が一番人が混み合うらしいのだ。
催し物もそちらの方が盛大にするらしい。
つまり、昨日来ていたら、なかなか綺麗なイルミネーションも観れたかもしれないのだ。
失敗。。。
が、それでもやはり、まだ大イベントの次の日なのだ。
そのわりには雰囲気がないな〜
アラブの街にクリスマスはやっぱりあってないな〜と思わされた。
ふんいき。。。
心がすこし寂しい風にさらされた。
クリスマスならこの心を慰められるのに。
でも、そのクリスマスがいないんだよ!
冬の魔女がクリスマスをとっていきやがったぁ!
ん?
あれはなんだ?
あの赤いものは。
ケンタッキーフライドチキンではないか!
しかもサンタによく似た人もいる!
神は私を見捨てなかった!
これぞクリスマス、イェス様の御生まれになった日。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。(ヨハネの福音書3:16)
私たちが罪という絶望の中にいた時、神さまは私を愛された。
それゆえ、彼の最愛の独り子、イェス様を私たちに送られ、暗闇から引き上げてくださ行った。
クリスマスを知らないものがクリスマスを恋しくならないように、神の愛を知らないものは神様を愛せない。
でも、神様を求める時、神様は必ず出会ってくださる!
クリスマスはケンタッキーフライドチキンの日でもなく、恋人の日でもない。
神様が私たちを愛してやまなかったことを祝う日。
ただ、ケンタッキーフライドチキンは神様が良い神様であるということを思い出させてくれる^^
そして、クリスマスもそのとおり。
だから、ケンタッキーフライドチキンのあるクリスマスは良いクリスマスなのだ。
みなさんに良いクリスマスを!
そして良い年を!
おまけ。
ベツレヘムのお土産やさん「KATTAN」
いや、買いませんでした。